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食べる順番ダイエット
先日ヤフーニュースよりこんな記事が発表されていました。<食べる順番ダイエット>効果があるのか?このタイトルを聞くだけでダイエットに励んでいる人にはとても興味がわくようなタイトルですが、記事の中身というとタイトルとおり食べる順番によりダイエットができるのかという内容となっています。
毎年のように新しいダイエット方法が出てきては消えていきますが、この食べる順番ダイエットは低インスリンダイエットと同じ内容となっています。
どのような内容かというとダイエットにとって一番大切となってくるのは、血糖値をできるだけあげないようにすることと、摂取するカロリーをできるかぎり減らすことの2点ということです。
低インスリンダイエットの場合のポイントは炭水化物を摂取するときは雑穀米、玄米、そば、全粒粉パンといった「GI値」の低いもの摂取するようにして、逆に「GI値」の高い白米、食パン、うどんといった食べ物は避けるようにする。この「GI値」が低い食べ物ほど血糖値が上がりにくくなっています。もし、「GI値」の高さが分からないようであれば硬いものの方が「GI値」の値が低くダイエットには良いというように理解するようにしましょう。
例を挙げて説明するならうどんよりもそば、パスタであればアルデンテ、白米よりも玄米の方がダイエットに良いというわけです。
また、GI値の高い炭水化物を食べるときは、GI値の低い食物繊維と一緒に食べるようにすることも大切になってきます。ここでいう食物繊維というのは、野菜や海藻類、キノコ類のことを言います。例を挙げると、うどんを食べたいと思ったら山菜うどんを食べれば良いということです。このようなダイエット方法が低インスリンダイエットです。
食物繊維はカロリーがゼロであるにもかかわらず腹持ちがとても良いので、食欲を紛らせてくれるようになります。結果として摂取するトータルカロリーが減るわけです。
食べる順番ダイエットにおいては食物繊維を初めに食べるようにしてスープ類を次に食べるようにします。次にたんぱく質を食べて最後に炭水化物を食べるようにするようにします。
この食べ方によってGI値の低い食物繊維から食べ始めるようにして、GI値の高い炭水化物を最後に食べることで血糖値の上昇をゆるやかにしています。
つまり、食べる順番ダイエットとは低インスリンダイエットと同じというわけです。低インスリンダイエットは、糖尿病の治療にも有効な食事法となっており、ダイエットにも最適というわけです。
ただし、注意しなければいけないのは“食べる順番ダイエット”では「カロリーは全く気にせず食べても良い」と紹介されているようですが、この言葉を信じてしまうと、せっかく食べる順番を気にして食べてもダイエット効果が得られないので、努力が台なしになってしまいます。
“食べる順番ダイエット”というのは「太りにくく、やせやすい食事方法」と言えますが、カロリーを全く気にせず食べてよいということではありません。低インスリンダイエットにおいてもカロリーを気にせず食べてしまっては全く効果がないので注意してください。